2023年7月17日
インゼル ジャーマンコーストDIPA
インゼルのジャーマンDIPA。ウェストコーストをモジッてジャ...
ドイツのクラフトビール会の革命児、クルーリパブリックのウエストコーストIPA。
柑橘系の香りとしっかりとしたホップの苦味、そしてドイツらしい軽やかな麦の香味。
このビールのひとつひとつの要素をピックすると、真正面からアメリカンIPAを造ったように思えるのに、実際に飲んだ印象は普通のアメリカンIPAとは違う。
ペールイエローの淡い色合いにもかかわらず麦の旨さを感じさせ、全体にさっぱりしていて、まるでミュンヘナーヘレスの様な印象がある。
かつ、強くはないがIPAらしいはっきりとした苦味が効いていてそれが嫌らしくなく、いかにもジャーマンIPAとい言えるような仕上がりになっている。
ドイツではビール純粋令が法律として形骸化してからもビール業界において「プライド」のように扱われてきたが、副原料の使用を認めないルールが新しい時代のビール造りの悪く言えば「足枷」のようになっていた。
しかし、最近ではビール純粋令にこだわらないビール造りを行うブルワリーも出現しており、その筆頭とも言えるクラフトビールブルワリーがクルーリパブリックだ。
正直思っていたよりハイレベルだった。今後もチェックしていきたい。
インユアフェイスは程よい苦味が料理を引き立てそうだ。ポテトや豚肉を使ったクラシックなドイツ料理にマッチしそうだ。