2023年7月17日
インゼル ジャーマンコーストDIPA
インゼルのジャーマンDIPA。ウェストコーストをモジッてジャ...
とにかく手間隙かけてビールを造るインゼルのバルティックスタウト。
香りはコーヒーやビターチョコレート。甘さを感じさせないドライな印象。
インペリアルスタウトなのでアルコール度数が7.5%もあるが甘さはほとんど無く、スッキリとした後味。ほんの少しの酸味が舌の上に、アルコール感が上顎に残る。
フレーバーの中に少し焙煎で焦がした麦芽の香りやオート麦の香りがある。
大麦、オート麦の他にも、小麦、ライ麦を使っている。後味はドライなのに口当たりがまろやかなのは小麦のキャラクターだろうか。
製法も独自のもので瓶内発酵を行っているがなんとこれは3次発酵であり、瓶詰めの前にオープン発酵槽で1次発酵ステンレスタンクで2次発酵ととにかく手間を掛けている。
インゼルにとっては常とはいえ、こうした手間を惜しまない真摯なビール造りは素晴らしいし、それだけの出来栄えのビールだし、ビール界での評価も高い。バルティックスタウトはワールドビアアワード2017の金賞。
単独でじっくり飲むのも良いし、上等なチョコレートを楽しむ時のお供なんかにはもってこいだと思う。