2021年9月18日
バーントミル ピントルペールエール
爽やかなシトラスの香り。トロピカルな甘さを思わせる香り。 凄...
モルト由来の濃いカラメル香、酵母由来のオレンジの様な香り、スパイシーな香り、ホップ由来の若草の様な香り、複雑で豊かな芳香がすでに高級感を漂わせている。
口に含むとしっかりしたボディとモルトの甘さが口の中に広がり、わずかな苦味を伴った余韻が心地良く引いてゆく。
アルコール度数8.5%のボトルコンディションで熟成されるオールドエール故に甘さは強いが、全体に素晴らしいバランスで纏まっている。
2017年醸造、執筆時点で2021年の5月なのでおおよそ4年物という事になるが、飲んだ感じまだまだ熟成で変化を期待出来そうだ。
オールドエールらしい濃厚な味わいなのだがどこかまだ若いようにもかんじて、この後更に熟成して10年物とかになった時はどんな変化を遂げるのか、非常に楽しみだが、おそらく今の手持ちの分はすぐに飲んで無くなってしまいそうだ。安定して保管できる場所と自制心が欲しい。
単独で楽しむのも良いし、ドライフルーツやチーズと好相性。ゆっくりじっくり楽しみたい。
フラーズのヴィンテージエールは1997年から造り始めてこの2017年が丁度20年目。これからもこの素晴らしいエールを毎年造り続けて欲しい。