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30 アルト

アルト

ドイツ 上面発酵

細長い直線型 8℃〜9℃

アルトはドイツ語で「古い」「昔ながらの」

1838年にデュッセルドルフのシューマッハ醸造所によって開発されました。

当時下面発酵のビールがすでに人気になりつつありました。少しあとの1842年に登場するピルスナーはまたたく間に世界に広がります。

そういった状況を見越していたのか感じていたのか、敢えて古くから使われる上面発酵酵母にこだわり開発したこのビールに「昔ながらの」という名前を付けました。

上面発酵酵母を使いますが熟成は低温長期で行われます。

これはケルンで造られるケルシュと同じで、2つのビールは隣り合わせの都市で造られており、激しいライバル関係にあります。

ケルンにはアルトは売っていないそうで、同じようにデュッセルドルフにケルシュはありません。

パブでの飲み方はアルトとケルシュは全く同じで、細長い直線型のグラスに入ったビールが特性のお盆に乗せてテーブルまで運ばれ、グラスが空いていれば勝手に新しいビールが代わりに置かれるわんこそばスタイルです。コースターに線が引かれ伝票代わりになりグラスにコースターで蓋をすればおかわりいらないのサインです。

何から何までそっくりでまさにライバル関係ですね。

アルトのグラスは細長い直線型のグラスで、ケルシュのシュタンゲと呼ばれるグラスと全く同じ形なのですが、アルト側の呼び方は調べても分からなかったのでライバル関係に敬意を払ってシュタンゲではなく細長い直線型のグラスと表記させていただきます。

アルトのケルシュと違う特性は褐色である事、麦芽由来の甘みとまろやかさを持っていることです。

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