2020年8月15日
ネグラモデロ
爽やかなホップの香り。ちょっとフローラル。若草の様な香り。 ...
ウィーン生まれで赤銅色。
ペールモルト(普通のモルト)よりやや高温の温度で焙煎されるウインナーモルトを使う。そうすると普通よりちょっと濃い目の赤っぽい色のビールになる。
ローストした分トーストのようなフレーバーを持ち、ピルスナーとかに比べてモルティになる。
色は濃いめだがスッキリしていて癖がなく飲みやすい。ホップはあまり効かせずにモルトの存在感があるのでバランスタイプといった感じ。
ラガーだし冷やしてごくごくいっちゃってもいいと思う。
ウィーン生まれだがヨーロッパではいまいち地位を確立できておらず、遠く離れたメキシコの地で人気を博すことになる。
19世紀後半にウィーンの醸造家がメキシコにウィンナーラガーを持ち込み、今でもメキシコの定番のビールになっている。
そして今度はメキシコからアメリカへ。NY発のクラフトビールとして世界中で人気の「ブルックリンラガー」はヴィエナをベースにして開発された。
そうなるとみんな真似するよねーってことで、クラフトビール界にヴィエナはどんどん広まっていくことになるのでした。当然日本でも。
ヴィエナって言ったりウィンナーラガーって言ったりウィンナースタイルって言ったり、呼び方はいまいち定まりませんが実は我々の身近にけっこう浸透してきてたりするビールです。
ちなみに、ドイツのオクトーバーフェストで飲まれるメルツェンはこのヴィエナの弟分と言える存在で、ほとんど同じ製法で造られますがメルツェンのほうが長期間の熟成させるので少しアルコールが高いです。